中国語学習会

中国帰国者に教わる中国語学習会は二年目を迎えている。私たちが帰国者の方かたちから中国語を教わり、帰国者三世は母国語を学ぶ。今の私たちの先生は二世の配偶者Yさんとその息子で三世のJ(小学校5年生)。Jは、学齢期前に来日しているため、中国語の読み書きはできない。でも家では中国語を話しているので発音はバッチリ。
テキストをYさんが読み、発音チェックはJがしてくれた。今日は特に有気音「t」と無気音「d」の違いを薄紙を口の前に持ってきて練習した。発音した時に紙が動いたら有気音、動かなかったら無気音。
Jは、中国語をノートに写し、この教室で中国語の読み書きを練習している。学校で日本の漢字を学んでいる彼にとっては、中国語が外国語になるのかもしれない。
今日勉強したのは、你们学校有多少台电脑?(あなた方の学校にはコンピューターが何台ありますか?)
Jは家ではできるだけ日本語で話すようにしているそうだ。「だって日本語で話さないと、お母さんの日本語が上手にならないでしょ。」と、羨ましくなるくらい優しい。
今日もたくさん勉強したね、と、みんな満足して帰って行った。