「聴きとり」のため元「中国残留婦人」のお宅を訪問

聴きとり実行委員会を立ち上げ、元「中国残留婦人」、「孤児」、その配偶者や2,3世への聴きとりをはじめている。今日は元「中国残留婦人」のお宅への第2回目の訪問。2回目とあって少し打ち解け、本題に入ってお話を聴くことができた。
玉音放送を聴き、逃避行へ・・・。多くの人が目の前で命を失っていった。日本に帰りたくて帰りたくて、日本語を忘れないように、いつも日本の歌を歌っていた。
現在は足が悪くなり外出もままならない。欠けたお茶碗だって使えるのだから捨てるのはもったいない。つましい生活だが、「今が幸せ」と言われるその言葉の底にある重たいものを感じずにはいられなかった。