憩いの家

2006年9月からスタートした三鷹「憩いの家」は、開設から4年が過ぎました。2007年4月からは、地域生活支援事業として三鷹市の委託事業になっています。開設当初からたくさんの元「中国残留婦人」や元「中国残留孤児」とその配偶者の方たちが参加されています。
11月の「憩いの家」では、医療機関による差別の問題が話題になっていました。
「中国人」「中国帰国者」と聞いた途端に態度が変わったり,診療拒否をされり・・・。帰国者の人たちはその現状を嘆いていました。「医療の仕事に関わる人でしょう? 病気を治す人、命を守る職業の人でしょう。」
尖閣諸島の問題などで、中国と日本の国家間の関係がギクシャクしているけれど、そのことから単純に中国人、中国帰国者を差別しているのではないですか、マスコミがそれをあおっているのではないですか、そういうことがとても危険なことなのではないでしょうか」
そんな話し合いのあと、私たちも教えられていない歴史の事実をきちんと知るために、元「中国残留婦人」のかたたちに、お話をしていただきたいと、お願いしました。
どの方も、「やりましょう!」「私たちにできることがあれば、やりましょう。」
いま、「残留婦人」の方にしかできないことが、伺えないことががあるんです。
この企画は、中国帰国者の会の出前授業として、実施していく予定です。乞うご期待!